進学研究部会報告
1 役員の選出
5月18日の定期総会(オンライン開催)及び6月29日の第2回役員会・理事会(於:浦和商業高校)で今年度役員の選出、承認が行われた。
2 今年度の活動内容
●今年度方針、研究協議会の内容
6月29日の役員会・理事会において今年度の活動方針及び研究協議会の内容を検討した。
活動方針
1)進学指導に関する研究・調査を行い指導に必要な情報交換を行う
2)埼玉県における進学指導の問題点等を検討し解決の方向性を探る
3)外部団体との交流を促進し、研究会の発展に寄与する
今年度の研究協議会の内容に関しては、次の通り決定した。
①ウェブ開催とする。
②「彩の国大学協議会」へ参加を要請。
③内容 以下の内容で講演三本とする
a)専門職大学について b)専門学校指導について c)大学評価について
④事務局主催の『県民の日 高校生「学び」“夢”プラン』について連絡
●8月3日に「埼短協との連絡協議会」・「彩の国大学協議会との連絡協議会」開催が予定されていたが、コロナ禍により中止となった。
3 研究協議会について
●研究協議会と講演会の内容
11月9日(火)に、オンライン形式で43名の参加者を得て研究協議会が開催された。
当日は、開会行事として本会会長内田靖校長の挨拶が行われた。続いてレクチャー①「専門職大学制度について」を文部科学省高等学校教育局専門教育課専門職大学係の神藤規宏先生に、レクチャー②「専修学校 ♯知る専の取り組みを中心として」を文部科学省総合教育政策専修学校教育振興室の小江謙太郎先生に、レクチャー③「進学指導における大学評価結果の活用」を公益財団法人大学基準協会総務部総務企画課の蔦美和子先生に講演をいただいた。①に関しては、学生の集まり具合や学費、難易度について質問がなされた。②については、「大学と専修学校で迷っている生徒」に関する指導として、大学を薦める指導が8割弱と多い実態が報告された。③に関しては、評価結果の読み方についてレクチャーがあり、基準協会の会員数や大学の認証評価機関についての質問がなされた。オンライン形式の会議にも会員諸氏が慣れてきたためか、大きなトラブルもなく会は終了した。とはいえ、コロナ禍の状況は新型株の流行など予測が付かず、今度ともオンライン形式で行うことも十分考えられる。主催者側として、研究協議会での活発な議論を引き出す工夫などが求められよう。